日本では「社交ダンス」と聞くと、即座に「競技ダンス」をイメージされる方が大変多いように思われます。しかしこれから社交ダンスを学ぼうとする皆さんは、その二つを決して同一であると考えてはいけません。
 たとえば競技ダンスは、特定のパートナーとのみ練習し、他者に比べて自己のレベルアップを目指してゆくものです。競技会では他者を押しのけて踊ることも必要となります。また踊る目的も、第三者に見てもらうところにあります。
 一方、社交ダンスとは、愛好者同士が誰でも分け隔てなくカップルを組み、常に相手のレベルに合わせて踊るものです。同じフロアで他者を押しのけて踊るということは決して無く、むしろ進路を譲り合って踊ります。パートナーを組んだ相手と自分、お互いが気持ちよく踊れることを目的と考えます。最近では「競技ダンス」のほうを「ボールルームダンス」と呼ぶことで区別する傾向もありますが、まだまだ混同され、誤解されている風潮もあるのが実際のところです。